お久しぶりのブログ更新。
日々セキュリティーの取付に追われているわけですが、ここ1年で車両盗難への対策を色々と変化させて来ました。
それはなぜかと言うと「盗む方側のやり方やツールが変わってきた」からです。
ご存知かと思いますが、ここ最近の手口は「ドアやトランクをカット」して、CANインベーダーをしています。

皆さんがよく仰る「トヨタはなぜ対策をしないのか?」ですが、対策しているからこその結果として「ドアカット」をされているわけです。
対策を考える
ドアカットへの移行を当店が確認したのは、すでに1年以上前となります。
それまではご丁寧にと言うと語弊がありますが、なるべく傷をつけない様な盗り方がメインでした。
ですので、後手のセキュリティーでもどうにか車を盗まれない、被害も大して無い様な雰囲気であった訳です。
後手のセキュリティーというのは、当店でも以前はよく取付していたIGLAなどですね。
※もちろん今でも取扱いをしていますし、一定の効果はあるかと思います。
ところが先述の通り、車体をカットして盗み出したわけですから、当然今までと同じ対策をしても効果が薄いわけです。
また、一部の「なんちゃってセキュリティー屋さん」が増えた事、またプロショップの中にも「作業効率重視の手抜き工事」をするお店が出て来たため・・・

「どこに、どんな感じでセキュリティーが取付されているか」や「何をしたら無効化出来るか」といった知識を窃盗犯側が身につけてしまっています。
つまりは、そこも吟味しないと取付するメリットが薄まっていくわけです。。
何を考えてどう対策するか
お客様とお話ししていると 「セキュリティー取付=無傷で守れる」といった感じで思われてる方が多いと思います。
まず大前提として、僕らが取付する「カーセキュリティー」というものは、外的要因があって初めて作動する(警告や警報)わけですから、「無傷・・」というわけにはいきませんね。
ですから、可能な限り無傷に近づける必要があります。
先ほど「後手のセキュリティー」といったのもその点です。
IGLA はイモビライザーですから「基本的にエンジン始動を不可能にする」だけの製品です。
何かあって警告をしたり、警報を鳴らす様な製品ではありません。
つまり、ドアをカットされて「エンジン始動を試みたけど掛かりません」で車は持って行かれてないかと思いますが・・・すでにドアはカットされているし、最悪の場合は警報も鳴らないから車内をバラしてセキュリティーの解除や取り外しまで試みられるわけです。。
「それでも車自体は盗まれてないから良い!」という方には、IGLAのみの取付けでも良いと思います。
当店ではその辺のリスクまでご説明させて頂いておりますので、そこで初めて「求めているものと違う」という事に気づかれる方が多いです。
結果として選ばれているもの
当店のInstagramを見て頂けると分かりますが、圧倒的にPantheraを取り付けされる方が多いです。


と書くと「じゃ、パンテーラ取付すればOK」と端的に言われる方も多いのですが、パンテーラは取付する人の考え方や設定の仕方次第で、全く別物の様な動き方をします。
つまり、インストーラーの力量も問われる製品です。
誰が取付しても、誰が設定しても同じ様に動くのが理想ではありますが。。。
その辺の闇についてはまた後日・・・😎